「幸せ太り」の正体と、更年期に訪れるリセットの限界
「大好きな皆と、美味しいものを囲む時間が何より幸せ!」 「海へ、山へ、大好きな夫と旅に出て、その土地の味を満喫したい!」
そんなふうに人生を謳歌している方にこそ、知っておいていただきたいことがあります。 「いつも通り楽しんでいただけなのに、気づけば10キロ増えていた」 「今までの運動量では、もう体重がビクともしない……」 それは決してあなたの努力不足ではなく、身体のリズムが「新しい章」に入ったサインなのかもしれません。
1 更年期という、抗えない身体の波
更年期を迎えると、女性の体内ではホルモンバランスが劇的に変化します。それまでは意識せずとも「代謝」というエンジンがカロリーを燃やしてくれていましたが、そのエンジンの出力が、少しずつ、でも確実に変わっていく時期だと言われています。
大好きな旦那様とのディナーや、旅先での心躍る出会い。心は最高に満たされているけれど、身体がそのスピードに追いつけなくなってしまう……。それが更年期という時期の、なんとももどかしい現実のようです。
【盲点】「背の高さ」で変わる、適正カロリーの落とし穴
ここで一つ、意外と知られていないお話を。 「隣のあの人と同じ量を食べているのに、なぜ私だけ?」と感じたことはありませんか?
実は、身長が150cmくらいの方と、160cm以上の方では、じっとしているだけでも消費される「基礎代謝量」に差があるそうです。車に例えるなら、排気量の大きな車とコンパクトな車では、走るために必要なガソリンの量が違うようなもの。
個人差はありますが、身長10cmの差で1日に100kcal〜200kcal程度の差が出ると言われています。もし、背の高い旦那様や、自分より長身のご友人と「同じ量」を同じように楽しんでいるとしたら、小柄な方の身体には、少しずつ「余剰」が積み重なっていってしまう。
さらに、背が低い方が大きな身体の方と同じような負荷で運動をしようとすると、関節や筋肉にかかる負担も変わってきます。「同じだけ動いているつもり」でも、身体にかかる負荷や効率には違いが出るものなのですね。
「これまで」のリセット法が通用しないとき
これまでは、海や山をアクティブに楽しむことが、そのまま自然な体重維持に繋がっていたかもしれません。 けれど更年期に入り、基礎代謝が落ちてきたタイミングで、この「身長差による摂取量のズレ」が蓄積してくると、ある日突然、今までのリセット法が通用しなくなる……。
10キロという数字は、あなたがそれだけ「幸せな時間」を全力で駆け抜けてきた証。でも、今のあなたの身体にとっては、少しだけ「お休み」や「調整」が必要だよ、というサインなのかもしれません。
◎池田からのメッセージ
「更年期って、本当に今までの常識が通用しなくなるんだよね〜」 サロンでそう笑ってお話しくださるお客様の瞳の奥に、私は「自分を大切にしたい」という健気な願いを感じます。
旦那様と仲良く旅をしたり、美味しいものを分かち合える関係は、何にも代えがたい宝物です。その「楽しむ心」を我慢して削るのではなく、**「今の自分のサイズと、今の身体のリズム」**に合わせた、新しい楽しみ方を見つけていきませんか?
10キロの重みは、あなたが人生を謳歌してきた「幸せの記録」です。 これからはその記録を、より軽やかに、よりあなたらしく更新していけるよう、心を込めてサポートさせていただきます。 もう一度、お気に入りの服を着て、軽やかな足取りで大好きな場所へ出かけましょう!


